ショートブレッド 2通りの作り方
ショートブレッドは、危険なお菓子。
作っても作っても、いつの間にか、消えていくのよ。
不思議。
つい最近作ったばかりなのに、もうなくなっちゃった。
ところで、お菓子作りが趣味の人なら知っていると思うけど、クッキーの作り方って、大きく分けて2通りあるでしょう?
柔らかくしたバターを砂糖と混ぜてから粉を合わせるやり方と、細かく切った冷たいバターと粉を合わせてそぼろ状にするやり方と。
後者のやり方はフードプロセッサーを使うとすごく簡単なので、最近はそっちのやり方でばかり作っていたのだけど、ショートブレッドの作り方をネットで調べると、前者のやり方で書いているレシピの方が多そうだったのね。
そこでこの際、長年の疑問だった、この二つのやり方のどちらがいいのか、できあがりにどう違いがでるのかを、はっきりさせたくなったのよ。
というわけで、以下の材料を2つに分けて、2つの違うやり方で生地を作り、同時に焼いてみたの。
柔らかくしたバターに砂糖を混ぜていくやり方は、マリー(キッチンエイドスタンドミキサー)を使って、冷たいバターをすべての材料と切り混ぜるのは当然ジーナ(クイジナートフードプロセッサー)で。
マリーとジーナの対決!さてどちらが美味しいショートブレッドを作ってくれるかしら?
材料
- 上新粉 65g
- 薄力粉 240g
- きび砂糖 80g
- 無塩バター 180g
- 塩 2g
まずは室温に戻したバターを砂糖と混ぜるやり方。
つい最近までコートを着ているような気温だったのに、ここ数日いきなり真夏の気温になったおかげでバターはゆるゆる。
平面ビーターで砂糖とバターを混ぜ終わったところ。
ここに薄力粉と上新粉と塩を入れて、まとまるまで混ぜ混ぜ。
上手に混ざったわ。さすがマリーね。ありがとう。
お次はジーナの番。
バターは直前まで冷蔵庫で冷やしておいたわ。
全部一度に入れて回すだけ。こっちの方が断然簡単なのよね。
それぞれビニール袋に入れて長方形に成形して冷蔵庫へ。
切れ目をつけて穴を開けて、160度で35分ほど焼成。
見た目は同じようだけど、ちょっとジーナで作った方が、色にむらがあるみたい。
左2本がマリー作、つまり柔らかバターに砂糖を混ぜて、次に粉を混ぜて作った方、右の2本がジーナ作、つまり冷たいバターで一気にすべてをフードプロセッサーで混ぜた方。
さて、食べてみる前に気づいた違いとしては、さっきも書いたように、まず見た目がジーナで作った方はちょっと色むらがあるわね。
そして、温かいうちに包丁で切り分けたのだけど、ジーナで作ったものの方が崩れやすい。
というわけで、ここまではややマリー作の方が勝っている感じ。
では、肝心のお味はというと・・・
う~ん・・・正直あんまり違いが分からない・・・・
どっちもカリッとザクザクの食感で美味しいよ!
ということで、ショートブレッドに関しては、僅差でマリーの勝ち!
なるべく崩れにくくきれいな形に作りたいと思えば、柔らかくしたバターから作るのが正解ってことかな。でも簡単さをとるなら冷たいバターからのフードプロセッサーもあり。
マリーが来る前は、バターを泡だて器で砂糖と混ぜるって、結構重労働で、夏は汗だくになるし、おっくうな作業だったけど、マリーにやってもらえば楽だし、今度からショートブレッドを作るなら、マリーにおまかせすることに決定。