愛しのキッチン家電たち

愛用のキッチン家電を使った料理レシピや、キッチン家電以外のアイテムも紹介します

チーズスコーン

最近Youtubeの「すこーんサイト」というチャンネルがお気に入りで、よく見ているの。

その方によると、イギリス人の好きな三大スコーンって、「プレーン」「フルーツ」「チーズ」なんですって。

見ているうちに久しぶりにスコーンを作りたくなってプレーンスコーンを作ろうと思っていたら、思いがけず甘いものが差し入れられたものだから、甘いもののためのお腹が満足してしまい、チーズスコーンに変更。

 

すこーんサイト様の動画のレシピを参考に作ってみたわ。

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  • 薄力粉 150g
  • ベーキングパウダー 8g(小さじ2)
  • きび砂糖 6g
  • 無塩バター 30g
  • チーズ 80g
  • 牛乳 90g

動画のレシピではチェダーチーズと小麦粉が同じ量だったのだけど、ちょっと多すぎる気がして約半分に減らしてしまったわ。

今回使ったチーズはかなり前にいただいて冷蔵庫にずっと入っていたもので、何という名前のチーズかわからないのだけど、包丁で切ったらポロポロ崩れるようなよく熟成されたハードチーズよ。

 

スコーンの作り方は、1cm角に刻んだ冷たいバターと粉を指先でつぶすように混ぜ合わせる(英語でラブ・イン rub-inというんだって)のが一番の重要なポイントとか、その時バターがなるべくとけないようにするため氷水で冷やした手でやりましょう、などと言われるけれど、それってフードプロセッサーとかがなかった時代の話じゃない?

まあ、手でラブインしたほうが、何か、心がこもっていそうではあるけど。

 

というわけで、今日もジーナの出番よ。

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小麦粉とベーキングパウダーは合わせてふるう、なんてのもなしで、いきなり牛乳とチーズ以外の材料を入れて回してしまうわ。簡単なのが一番大事よ。

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あっという間にラブイン完了。

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チーズも入れて3~4回パルスかくはん。

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この先の牛乳を加える作業はボウルに移し替えてやります。ワークボールがベタベタになると洗いずらくなるからね。

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ほら、このくらいの汚れ具合なら洗うのも簡単で、億劫にならないでしょう。

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牛乳を少しずつ入れながらスプーンで混ぜているところよ。

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牛乳を全部入れたらこんな感じになったわ。ちょっと水分が少ないような気もするわね。前に別のレシピでスコーンを作った時は水分が多すぎて苦労したから、この方が扱いやすそうだけど。

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打ち粉をつけた手で優しくまとめて何回か折りたたみ、2~2.5cmの厚さに。この作業はすこーんサイト様の動画でとても分かりやすく解説されていたので、不器用なワタクシでもスムーズにできたわ。

直接生地を触ると、手にベタベタくっつくのが嫌なんだけど、初めに打ち粉を手に付けておけばほとんどつかないのね。ラブインはジーナにおまかせ、牛乳を加えるところはスプーンで混ぜ、最後だけ手粉を付けた素手でまとめれば、とても楽にできるわ。

すこーんサイトの人は、日本人だけどイギリスに住むことになって、スコーンの美味しさに感動して、毎日スコーンを焼いて食べているとのことだけど、これならめんどうくさがりのワタクシでも、毎日とは言わないけど気軽にやれそう。

抜型は直径5cmのものを使ったわ。 

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抜型を買おうと思ったとき、直径何センチのにするかすごく迷って決められなくて、思い切ってセットを買ってしまったのよね。丸形と菊型どちらにするかも、すごく悩んだのだけど、さすがにそれは両方買っちゃえ、とはならず、結局菊型の方を買ったわ。

 

調べたら、今はcottaさんにこんな商品があるのね。 

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cotta プラスチック製抜型(7個セット)


www.cotta.jp

これだったらコンパクトで、丸でも菊でもどちらでも抜けるからすごくいいわね。

でもすでに持っているものはステンレス製だから一生使えると思うし、使いやすいし、これをずっと大切に使っていこうと思うわ。

スコーンは丸形のほうが何となくスコーンらしいという気がするけれど、菊型でもかわいらしくていいわよね。

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8個+小さめのものが1個できたわ。

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高さはちょうど2.5cmくらい。

 

焼いたらどんなふうになるか楽しみだわ。

 

思い起こしてみれば、ワタクシがはじめてお菓子作りに興味を持ったのは、漢字まじりの大人向けの本でも自在に読めるようになった小学校3~4年の頃。

母親がなぜか持っていた、お菓子作りの本を本棚から勝手に取り出して熟読して、憧れを膨らませていたのよね。料理を義務としか思っていなかった彼女にとって、お菓子作りは義務に入っていなかったようで、一度も作ってくれたことはなかったのだけど。

その本では、オーブンのことをテンピ(天火)と書いてあったんだけど、家には当然そんなものはなかったから、まずその「テンピ」というものにすごく憧れたのよね。

砂糖、バター、卵という形のないものを混ぜて入れると、ふっくら膨らんで、こんがりきつね色になって、いいにおいがしてきて、美味しいケーキができる、まさに魔法の箱だわ!と想像して、いつかテンピを手に入れて自分でやってみるんだと思っていたわ。

その本にはゼリーとかジャムのような、テンピを使わないお菓子も載っていた気がするけど、ワタクシはとにかく、テンピの魔法に憧れていたのよ。

 

ああ、どんどん長くなりそうだけど、書くのも面倒なので、このへんでやめておくわ。

まだ書くのに慣れていないので、時間がかかるし、長くなるとそれだけ推敲するのが大変になるのよ。

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220度のオーブンで13分焼いて取り出したところよ。

素晴らしい出来栄え!

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紅茶を入れて、温かいうちにいただきましょう。

お味の方も、バッチリよ。

でも欲を言えば、少し水分が少ないかもしれないわ。

焼き時間が長かったかしら。10分くらいでも良かったわね。心配性だから、いつもついつい長くしちゃうのよね。もう少し牛乳を増やした方が、しっとりして美味しいかも。

お砂糖ももう少し入れたらよかったかも。

参考にしたレシピよりもチーズをだいぶ減らしてしまったけど、確かに、もう少し多めにチーズが入っていても良かったかもしれないわ。結構あっさりしたお味。でもお食事スコーンとしてはこの方がいいかも。バターをつけて食べたいお味ね。

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残りは明日以降食べることにしましょう。

 

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翌日のブランチ。バターとハチミツをつけてみたら、さらに美味しくいただけたわ。

 

今度はプレーンスコーンや、フルーツスコーンもぜひ作りたいわね。

作ったらまたお見せするので、お楽しみに。