愛しのキッチン家電たち

愛用のキッチン家電を使った料理レシピや、キッチン家電以外のアイテムも紹介します

ホットクックちゃんをご紹介

今日はいよいよ、ホットクックちゃんを紹介するわ。

この子がうちに来たのは2018年の11月。もう2年半も使っていることになるわね。

完熟トマトのように艶やかで真っ赤な色と曲線美がステキでしょう?

白いホットクックもあるけれど、ワタクシは元気の出るこの赤がお気に入りよ。

f:id:mechacat:20210504000120j:plain 「主夫の日々」さんのブログを偶然読んで、このホットクックという商品を知ったのよ。

購入した理由?

それはもちろん「今までになかった新しいマシーンだわ!使ってみたい!」と思ったからよ。役に立つかどうか、必要かどうかよりも、好奇心の方が強かったわ。

今では楽しい生活に欠かせない大切な仲間よ。

 

ブログ記事を書いてホットクックの存在を教えてくださった「主夫の日々」さんにはとても感謝しているわ。画期的な商品を開発してくださったシャープさんにもね。本当にありがとう。

www.kawauchisyun.com

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シャープのホットクックと言えば、だいぶ有名になってきたようにも思うけど、まだまだご存じでない方もたくさんいらっしゃると思うので、まずはこの子がどういうことができるマシーンなのかを説明するわね。

ホットクックってどういうもの?

簡単に説明すると、材料を入れて、メニューを選んでスタートボタンを押すだけで、最適な火加減と加熱時間を自動で判断して、かき混ぜながら加熱してくれるかしこい電気鍋よ。

特に、密閉した状態のままかき混ぜてくれるというところがミソ。普通のお鍋では全く不可能なことよね。

例えば肉じゃがなら、お肉、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎと調味料を入れて、ふたを閉めて肉じゃがをメニューで選択してスイッチを押すだけ。ほぼ密閉されているから、野菜と調味料の水分だけで煮ることができるの。完全密閉ではなく、ほんの少し蒸気は出るけどね。だから途中から得も言われぬいい匂いがしてくるわ。かき混ぜながら加熱してくれるから、少ない水分でもまんべんなく味が染みるの。出来上がりは汁がほとんどない状態だから調味料も節約になるわ。その分ちょっとお値段の高いしょうゆやみりんを使えばさらにお味がレベルアップ。

さらに、かき混ぜ棒にかかる負荷をセンサーで感知して、おイモが固すぎず、煮崩れていない、ちょうど良いところで火を止めてくれるから、事前に調理時間を設定したり、ふたを開けて様子を見たりしなくていいのよ。

シャープの自動調理鍋「ホットクック」開発秘話、カギは“かき混ぜ棒” | ものつくるひと | ダイヤモンド・オンライン

スタートを押したら、出来上がりまで一切何もしなくていいのがメリットだから、調味料の分量だけは最初にちゃんと図って入れるようにする必要があるけどね。これに関しては、勝間和代さんという方が提唱する、ロジカルクッキングという考え方で分量を決めると間違いないわ。材料の総重量をはかって、その0.6%の塩を入れるというものよ。醤油(塩分16%)なら3.75%味噌(塩分12%)なら5%ね。

空の内鍋をはかりの上に置いてゼロ点合わせをして、肉、お野菜を全部入れて、1000gだったら、お醤油は37.5ml、つまり大さじ2杯半ということになるわね。それに加えて、お酒とみりんをお好みで大さじ1~2くらい。これで間違いなく美味しい肉じゃがになるわ。

 

ワタクシにとってホットクックがステキなマシンである理由

普通のお鍋で肉じゃがを作ったら、火加減のコントロールとか、煮詰め具合とか、火にかけている間ずっと、気を配らなきゃいけないでしょう。適当なタイミングで味見をして、調味料を足したり。ずっとお鍋を見つめてそれだけに集中していれば、ワタクシだって肉じゃがくらいおいしく作れるけど、日本の食卓って、大鉢にドーンと肉じゃがだけってことはなくて、同時にご飯も炊かなきゃいけないし、お味噌汁も作らなきゃいけないし、他にもいろいろあるのが普通でしょう?

お料理が得意で好きな人なら、それらを同時進行で鼻歌を歌いながら作るんでしょうけれど、ワタクシにとっては、とてもとても難しいことなのよ。

一つの料理だけを最高の味に仕上げるべく集中するなら、楽しくて元気がいくらでもわいてくるのだけど、味噌汁とかお浸しとかサラダとか、ゆでるだけ、切るだけ、和えるだけ、みたいな料理をいくつも、しかも同時に出来上がるように、効率よくやろうとすると、混乱して頭がパンクしそうになって、何とかやり遂げた頃にはへとへとに疲れてしまって、もうお料理なんてキライって気分になっちゃう。

といっても、ワタクシは幸いなことに一人だから、食卓に肉じゃがだけドーンで、誰も文句は言わないから、それでもいいのだけどね。肉じゃがって、お肉もお野菜も入ってて、おイモは炭水化物だし、一品でも十分じゃないかと思うのよ。

余談だけど、餃子にご飯をつけるのは日本人だけなんですって。中国人に言わせれば餃子の皮は炭水化物で、餡にはお肉とお野菜が入っているから、餃子があれば他に何もいらないって。そういう食事って、シンプルですごくいいと思うわ。

でも、ホットクックちゃんがいれば、材料を切って入れてスタートを押したら、あとは暇だから、じゃあほうれん草茹でてお浸しも作ろうかなとか思えちゃう。やっぱりその方が栄養バランスもさることながら、食卓の色どりも華やかになって、幸せ感アップするわよね。

もちろん肉じゃが一品だけにして、漂ってくるいい匂いを楽しみながら、本を読んだり音楽を聴いたりして、ゆったり過ごすのも素敵よね。

ホットクックでめんをゆでる

手打ちパスタの記事のときに書いたけど、ワタクシがホットクックの機能で一番よく使っているのは、実は「めんをゆでる」だったりするの。

普通のお鍋で麺をゆでるとすると、まずお鍋に水を入れて、フタをして火にかけて沸騰するまでの間に、スープやソースを作るでしょう。具材を包丁で切る作業に知らず知らずのうちに没頭していると、お湯が沸騰して、フタが急に勢いよくカタカタ鳴り出して、ビックリして心拍数が上がってしまうのよ。ワタクシは手が遅いから、大抵の場合、まだまだ準備が終わっていなくて、とりあえずコンロに手を伸ばして火を弱めて沸騰を保っておくわけだけど、横で弱火にしたお鍋のフタがずっとカタカタ言い続けているのが、せかされているみたいで焦ってしまう。かといって火を止めたら冷めてしまうし。時間が読めない自分、手際の悪い自分を意識させられて、料理が楽しくなくなってしまうのよ。

麺を入れたら、くっつかないようお箸でさばいたりしつつ、ちょうど良いゆで加減で火を止めないといけないけど、これもキッチンタイマーをかけない限り、他のことをやっていたら絶対に忘れてしまうし、タイマーが鳴ったら、やっていた作業を中断して火を止めなければいけない。大した手間ではないけど、作業に集中している時に入ってくる横やりがワタクシにとってはストレスなのよ。

ホットクックの「めんをゆでる」機能を使えば、お湯が沸いたら優しくかわいい音声で教えてくれて、すぐに麺を入れなくてもしばらく保温キープで待っててくれるから、安心して今やってる作業を続けられる。(もっとも待っててくれる時間はあんまり長くなくて、たいていもう一回設定し直す羽目になるんだけど。)麺を入れてフタをすれば、適当にかき混ぜながら設定時間(これは自分で設定するんだけど)茹でてくれる。終わったら「できあがり!」って教えてくれるけど、その時まだほかの準備が終わってなかったら、そのままにしておける。あわてて火を止めに行かなくてもいい。もちろんあんまり待たせたら麺は伸びちゃうけどね。

という感じで、心理的負担感をすごく減らしてくれるのよ。ホットクックちゃんと二人で作っているみたいで楽しいし。

 

これを読んでくださってる方の中に、ワタクシみたいな人がいるか分からないけど、共感してくださる方がもしいらしたら、ホットクックちゃんはおススメよ。

 

ホットクックで作った料理のお味は?

これがね、不思議にすごく美味しいの。火加減が強すぎず、ちょうどいいからなのかな、肉じゃがも美味しいし、ポトフとかカレーとか煮込み系は本当に美味しい。

良く大きな鍋でたくさん作った方が美味しいって言うけど、それは小さい鍋よりも温度が低めの状態で長く加熱することになるかららしいのね。ホットクックはきっと一番おいしくできる温度を研究してコントロールしてくれてるんだと思うわ。

 

ホットクックで他には何ができる?

低温調理の機能もあるから、だいぶ前から流行っている鶏ハムとか豚ハム、手作りツナなんかも作れるわ。沸騰させて火を止めた鍋に放り込む方法や、炊飯器の保温機能を使う方法よりも、1℃刻みで正確に温度設定できて、長時間しっかりキープしてくれるから、安心感があるわ。

 ゆで卵も良く作るわね。ポテトサラダのジャガイモをゆでるとか、豆をゆでるとか、ブロッコリーをゆでるとか、調理の中の手順のうちの一つを任せることで、ちょっと楽になるのよ。ワタクシはね。

かき混ぜながら加熱するという機能をフルに使って、ホワイトソースや炒め玉ねぎ、ソフリットを作るのも便利よ。

牛乳が大量に余ってしまったときはホットクックちゃんでホワイトソースにして1回分ずつ小分けにして冷凍しておくの。

玉ねぎやセロリ、ニンジンが大量に余っている時は、炒め玉ねぎやソフリットに。ジーナ(クイジナートフードプロセッサー)で細かく刻んで、オリーブオイルと共にホットクックに入れて、1時間かそこらグルグル回しながら加熱するだけ。これをフライパンでやろうと思ったら、ずっとコンロの前に立ってヘラでかき混ぜ続けなきゃいけないんだから、大変なことよね。ホットクックちゃんありがとう!素晴らしいわ!

これらの機能は全部「手動加熱」のメニューから選んで時間を設定して使うんだけど、使いこなせば、なかなかに便利よ。

 

お手入れがめんどうくさい?

めんどうくさがりのワタクシが結論から言うと、そんなにめんどうくさくないわ。使った後内鍋を洗うのは、普通のお鍋を使っても同じでしょ。

ワタクシが買ったのは2年半前だから、古いタイプの内鍋だけど、最新のホットクックは内鍋がフッ素コートになって、汚れが落ちやすくなっているみたいよ。古いタイプでも、こびりつきが気になるときは、お湯を張って過炭酸ナトリウムを入れてしばらく置いておけば、簡単にきれいになるわ。

過炭酸ナトリウムは、食洗器の洗剤としても使っているけど、本当におススメのアイテムよ。

 

内鍋に加えて洗わなきゃいけないパーツは、かき混ぜユニット、内ふた、つゆ受け、蒸気口カバーの4つ。これは大きな声では言わないけど、ワタクシは毎回は洗っていないわ。

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ホットクックのお手入れポイント

かき混ぜユニットは、かき混ぜ機能を使った料理の時は必ず洗うけど、かき混ぜなかったときは蒸気しかついていないから、洗わなくていいかなと。

内ふたも同様に、普通は蒸気しかついていないから、食材が飛び散って付着している時以外は洗ってないわ。でも付け外しはワンタッチでできるように工夫されているし、食洗器にも入れられるから洗うのは簡単。洗わない時は、画像にあるように、シリコンパッキンの溝に溜まるつゆだけは、ふき取っておくといいわ。そのままにしておくと雑菌が繁殖するでしょうから。

そうそう、当然だけど、雑菌が繁殖しないためには、使用後完全に乾燥するまではフタを開けっぱなしにしておくことは大事よ。

蒸気口カバーも、普通に使っている分にはめったに洗う必要を感じることはないわ。

つゆ受けだけは、毎回たっぷりつゆがたまるから、忘れずに捨てないといけないわ。でも流しにピッピッと振ってつゆを捨てるだけ。そのまま再びセットしちゃう。

このつゆ受けはセットし忘れると、おそらく結構マズイことになると思うわ。毎回キレイに洗って洗い物かごなんかに入れたら、次回セットし忘れる危険性があるから、おざなりな洗い方でいいから、つゆを捨てたらすぐ再セットする習慣にするべきね。

 

ホットクックには2.4L、1.6L、1.0Lの3種類の大きさがあるのよ。ワタクシの生活には1.6L がちょうどよいけれど、食べてくれるご家族が多い方は当然、2.4Lの方がいいでしょうね。単身者で作り置きはあまりしない主義の方は1.0Lもいいのかもしれないわ。中にはホットクックが好きすぎて2台持っている方もいらっしゃると聞くけど、2台目として1.0Lを持つのもありかもね。ワタクシも置く場所があれば欲しい気もするけど、今のところはちょっと無理ね。他にも愛するキッチン家電たちがたくさんあり過ぎて、すでにぎゅうぎゅう詰めだから。

 

 

 

 

 

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これが先日作った肉じゃがの出来上がりの様子。おイモがほくほくして美味しかったわ。

 

これからホットクックで作ったお料理も紹介していくつもりだからお楽しみに!